1949-04-19 第5回国会 衆議院 本会議 第19号
諸君も常に権利の主張をなさるが、われわれといえども國会議員の権利を尊重いたします。諸君、われわれが道議を提出するの権利は、國会議員として重大な権利である。しかも成規の手続きをもつてこれをなす、だれがこれを制肘することができるか。しかるに諸君、濫用とは何ぞや。権利の濫用とは権利の不当行使なのであります。正当なる権利の行使は、権利の濫用では断じてございません。
諸君も常に権利の主張をなさるが、われわれといえども國会議員の権利を尊重いたします。諸君、われわれが道議を提出するの権利は、國会議員として重大な権利である。しかも成規の手続きをもつてこれをなす、だれがこれを制肘することができるか。しかるに諸君、濫用とは何ぞや。権利の濫用とは権利の不当行使なのであります。正当なる権利の行使は、権利の濫用では断じてございません。
それから警察の問題につきましては、これは早い話一例でありまして、たとえば私ども國会議員の電話——國会議員の電話というようなことを申しては、はなはだ恐縮でありますけれども、しかしながら國民の代表として今日國会が日本の主権の正体になつておる。
私ども國会議員は、國民の正しい高い希望を國会を通じて実生活に実現できるように努力する責任があるのでございます。(拍手)私どもに寄せられたこの國民の信託は高く、かつその期待はこの上もなく大きいものと考えられております。すべての國民が、國会のあり方や國会議員の行動について非常な関心を持ち、注目しておりますこと、現在のようなのは、かつてないのでございます。
最近において國会の信威というものが次第に失墜しつつあり、もしくは國民からその信頼感を喪失せられてもやむを得ないようなできごとが起きつつあるということは、私ども國会議員として、まことに遺憾にたえないところであります。われわれといたしましては、かかる風潮を一刻も早く是正して、明朗にして健全なる國会、眞に國民の付託にこたえ得るような國会を早くつくり上げなければならない。
かように一万五千人以上に上る多数の被告が新法の恩惠に浴するか、あるいは浴しないかということは、私ども國会議員としてまことに重大な事柄として、愼重に考えなければならないことでありまして、新法制度の趣旨に從いますならば、あらゆる犠牲を拂つても、これらの人々にできるだけ新法の恩惠を與えなければならぬと考える次第であります。
そうしませんと、私ども國会議員としまして、こういう問題の法律案の審議をしまして、後の結果に私ども責任を負わなければならぬことになるので、この前の値上げはいたし方ないといたしましても、今後におきましてはやはりあやまちを犯した、失敗したことを認めたならば、それをただ單に時間的にごまかして切拔けるというのでなくて、根本的に考え直す必要があるんじやないかと思います。
これは、まことにゆゆしき事柄であり、私ども國会議員は、この際えりを正して、当時私どものとりました態度を反省しなければならないということを、党派の感情を捨てて考え直さなければならないと思うのであります。
議員辞任という重大なる結果を生ぜしめた嫌疑事実が無罪となつたということは、まことにゆゆしき事柄でありまして、私ども國会議員はえりを正して、当時われわれのとつた態度を反省しなければならぬと考えるのであります。
先ほどの言葉を聞いておりますと、審議権に重要度の軽重があるように思われるのですが、私ども國会議員として審議権というものは軽重がなく、ことごとく尊重されなければならない。すべてがこれは重要なものである。たとえば予算委員長であるから、審議権がことに大きいとか、重いとか、強いとかいうものではない。
しかしながら一方では鉄道の人たちや、あるいは私ども國会議員は無料乘車券をもらつておる。まず私ども國会議員の場合は別といたしましても、今日発行しておるところの鉄道從業員、さらに鉄道從業員だけでなしに、私どもの朝晩見かける運輸当局の無料乘車券の濫発ぶりには、非常に驚くべきものがあるのであります。これは大体いかなる必要があつて濫発しているのであるか、その点を私どもは聽きたい。
今総理大臣から伺うと、数日のうちにきまるので、何とも言えないというようなことなのでありますが、一体こういう重大な問題を、國民はどこを信頼してよいのでありますか、まつたく私ども國会議員として地方へ出ますと、何かその間の事情は心得ておるのだと思つて、まつたくこれには答弁に迷つて困つておるようなわけであります。